2008/04/15

東京兄妹──駒込、雑司ヶ谷

2008.4.11
【東京都】

 旧古河庭園(Map)


 今回の上京時には、自分の意志とは関係なく足を運んだ「新丸ビル」「東京ミッドタウン」「秋葉原駅前」などの新名所(再開発された場所)ですが、それぞれその一角だけを見るとどこも同じように見えてしまうわたしは、もう田舎ッペ? と思ったりもしますが、別にいいや!
 来る前から何だか「雑司ヶ谷」「六義園」辺りのイメージが頭に浮かんでいたので、時間を作ってでも行かねばとの思いが、帰る前日に実現しました。

 上写真は駒込へ行ったついでに寄った(失礼!)旧古河庭園です。
 ここはバラがキレイなのですがまだその時期には早く、見ごろは連休明けくらいでしょうか?
 ベンチがあちこちに配されているので落ち着けます。


 六義園(Map)


 造営が江戸時代とは言え、江戸の地にひとりの大名(川越藩主 柳沢吉保)屋敷の庭園として造られたものにしては広大と思えますが、もっと広い屋敷があったのかも知れません。いずれにせよ、いまどきの成金では太刀打ちできない規模と思われます(一時期、三菱の創業者の岩崎家の所有物だったそうです)。
 入り口正面にある「シダレザクラ」(カタカナ表記を多く見ますがこれが正しいのだろうか?)とツツジが有名ですが、ちょうど谷間の時期で人出も少なくのんびりできました。
 表の庭園も落ち着けますが、裏側の雑木林のようになっている野趣に富んだ辺りがとても好きで、必然的に写真もその辺りのものになっています。


 庭園部分はキチッと庭師の方が手入れをしているので、見事以外の言葉は見つかりませんが、この裏側の雑木林部分にも気をつかっているようで、ぬかるみができやすい箇所にはわらの敷物が置かれていたりと、下手な京都の庭園よりも目が行き届いているとすら感じられます。
 この作庭の感性は単なる京都の真似ではなく、それを受け継いではいるものの独自の発展形ではないか? と思ったりするのですが……
 入園券の裏に「元禄時代の代表的名園」とありますから、江戸文化華やかかりしころであれば、京都に対抗してやろうという意欲があったのかも知れません。
 とても好きな庭園なのですが、少し前に高いビルが出来てしまい、ビルが背景に見えてしまうのは東京ではいかんともしがたいのでしょうか。
 京都にもそんな場所ありますけどねぇ、100年後には背景のビルは消える予定です……



 雑司ヶ谷 鬼子母神(Map)


 ここを訪れるようになったのは、映画『東京兄妹』(1995年 監督:市川準 出演:緒方直人、粟田麗)を観てからで、兄妹がひっそりと暮らし、お鍋を持って豆腐を買いに行くような風情が現在も息づいているのでは、と思わせてくれる一画が狭いながらも現存しています。そんな、映画の世界に迷い込んだような錯覚をさせてくれるところがとても好きな場所です。
 都電荒川線「鬼子母神前駅」の前にあった、とても味のある建物(やきとり屋だったか?)が取り壊されていたのは、とても残念です。

 鬼子母神(「きしもじん」と読むようで、表記の鬼の字には上の「、(点)」がありません)の境内には「創業1781年 上川口屋」の看板が見える駄菓子屋さんがあります。境内に駄菓子屋があり、それが今も商売しているという風情が、子どものころから親しんだ境内を大切にしようとする気持ちを育むであろうことは明白で、この日も子どもたちが、と思ったら外国の子どもがそれも兄妹で(と思われる)駆け寄ってきました。
 外国にも駄菓子屋的なお店ってあるのだと思われますが、そのお店にはどんなモノが並んでいるのでしょうか。写真の彼らもこの店がお気に入りのようですから、きっと共通点があるのでしょう。海外で幼少期を過ごされた方、いかがだったのでしょうか?

 将来「ここでよく駄菓子を買ったものだ」と兄妹で語り合うころまで、この一画は変わらずにあって欲しいとの願いは、部外者の勝手な思いでしかないですよね……


 東京にもいい所あるじゃん!
 を確認したかった、というところです。(上写真は境内の大銀杏(おおいちょう)の根)


P.S. 新幹線から京都駅に降り立った瞬間「おお、帰ってきた!」って感じられたことは、自慢してもいいでしょ!?(仕事してないのだから、ここにいる理由はないのですが……)
 その車外の空気を吸った瞬間「少し新横浜より涼しかな?」以外には感じるものがなかったということは(新横浜に降り立った時は、その空気がムッと感じられた)、東京近郊においては、大変重要な問題なのではないでしょうか?

※16日より沖縄へ行きますので、来週の更新はお休みです。
 ──パソコンを持ち歩くのは(withカメラになるので)もう懲りました……

0 件のコメント: